高値チャレンジ開始!最初の大勝負「内見」へ
強気の「購入価格の140%」で売り出しを開始したわが家。
前回のように即時反響はありませんでしたが、Yさんの戦略的な物件写真と魅力的な紹介文のおかげで、ついに「内見(現地見学)の予約」が入りました!
今回は、私が実際に行った「内見前の5つの準備」と、当日意識した「実効性の高い接客の工夫」をご紹介いたします。
専業主婦の本領発揮!内見前に行った「5つの準備」
内見まで数日あったので、家族で協力をして家中を片付け&お掃除しました。

1. 共用部(共用施設)リストの作成&冊子化
このマンションの一番の魅力は「充実した共用部」でした。
当日ご案内できない共用施設(ゲストルームなど)もあったので、過去に利用した際に撮っていた写真などを使い、各共用施設の利用時間・料金・備考などをまとめた冊子を作成。
購入側の経験として、共用施設の料金など細かい部分はこちらからリクエストしない限り売り手側から情報を開示してくださることは稀ですし、現地での共用施設見学も事前にリクエストが必要な物件が多いです。
購入検討してくださっている方に魅力を最大限伝えられる冊子を作り、帰宅後にゆっくりご検討いただけるよう準備しました。
2. 徹底的な「断捨離」と整理整頓
少しでもお部屋を広く見せるため、まずは断捨離。
普段から物を増やし過ぎないように意識はしていましたが、ゴミ袋2つ分の不用品を処分することができました。
また内見では、購入を真剣に考えていらっしゃる方ほど、本来は他人様には見られたくないような場所(収納など)の確認も希望されます。人によっては一生に一度の高価なお買い物なので当然です。
「全ての部屋の全ての収納をご覧いただく」前提で、収納内部の整理整頓も行いました。
3. 「匂い」と「空気」の対策
実家や義実家に行くと独特の匂いを感じるので、「もしかすると、わが家も自分たちが気づいていないだけで、独特の匂いがあるかもしれない…」と思い、内見の日は早朝から全ての窓を開けてひたすら換気しました。
芳香剤など強い匂いが苦手な方もいらっしゃるので、「無臭」を意識しました。
4. 圧迫感を防ぐ「対応人数」の調整
当日は、先方のご夫婦(2名)+先方の営業担当様(1名)+わが家の営業担当Yさん(1名)、そこに私が入るので、最低でも大人5名が同じ空間で過ごすことになります。
過去の売却では「資金援助をされるというご両親も同伴」ということもありました。
部屋に圧迫感を出さないため、夫と息子にはお出かけしてもらい、私が一人で対応することにしました。
5. 居心地の良い空間を作る「BGM」演出
以前、私立小学校のママ友のご自宅にお招きいただいた際、テレビでさりげなくYouTubeのBGMを流してくださっていて「会話が途切れた時に沈黙にならない素敵な配慮だな」と感じていました。
そこでお部屋の空間作りとして、リビングのテレビで控えめにBGMを流しておきました。
運命の内見当日!私が意識した2つのこと
約束の時間にお越しになったのは、わが家の営業担当Yさん・先方の営業担当様・そしてご夫婦と小さなお子様の5名でした。
このご夫婦こそが、のちにわが家を購入してくださる方々です。
ここで私は、自分が過去に内見した際の経験を活かし、2つのことを意識して接客しました。

1. 積極的なコミュニケーション
私が都心や湾岸のタワマンを内見した際、売主様は「どうぞご自由にご覧ください」というスタンスの方が多く、「もっと売主様目線でお話をお聞きしたかったな…」と思うこともしばしばありました。
そこで私は、実際に住んでいるからこそ分かる日当たりの良さや周辺環境はもちろん、24時間のゴミステーションや共用部についても、こちらから積極的に「ご案内いたしましょうか?」とお声がけをしました。
4つの分譲マンションに住んだ経験から、特にゴミ置き場はマンション住民の民度や管理体制が分かる大事な指標だと感じています。複数の物件を比較されていらっしゃる方にこそ、ぜひご覧いただきたいポイントです。
2. 「主導権」の見極め
ご夫婦でお越しの場合、「どちらに決定権(主導権)があるか」を早めに見極めることがとても大切だと感じています。
わが家もローンを組むのは夫ですが、住宅購入のリサーチや見極めなどの主導権は私にあります。
今回のご夫婦を観察していると、奥様が非常に熱心にお部屋の使い勝手や環境を確認されていたため、奥様との会話を中心に、生活のイメージが湧くようなお話をさせていただきました。
ご近所さんだから分かる価値!手応え十分の1度目内見
お話しをしてみると、なんと買主様は「すぐご近所の賃貸にお住まい」とのこと!

子どもが近くの保育園に通っていまして。保育園を転園せずにすむこのマンションはすごく良いなと思っています。

近くの賃貸アパートに住んでいるのですが、子どもの足音がうるさいって下の階の方からクレームがきて…。
この地域の住みやすさはよく分かっているので、このマンションの中古物件をずっとチェックしていたんです。

うちは階下が共用施設で住戸ではないので、足音などは気にせず過ごせると思います。
二重天井なので、上の階の方の足音が気になったこともありません。
うちの両隣はどちらもお子様と同じくらいの年齢の子どもがいるご家庭なので、ベランダの窓を開けていると、時々楽しそうな声が聞こえてくるんですよ。

それは魅力的な環境!
共用施設も充実しているし、子育てしやすそうなマンションですよね。
他物件と比較検討されるための1度目の内見でしたが、力強い手応えを感じました。
過去の経験から得た「ご近所買主様」の法則
過去2回のマンション売却も、最終的に購入してくださったのは”ご近所の方”でした。
- 最初の物件: 近くに実家がある若いご夫婦(Yさんのお話では、同じ物件内やご近所で新居を探される方は意外と多いそうです)。
- 次の物件: ご高齢のお母様のために「このエリアで駅近&便利なマンションを購入したい」…と探していらっしゃった方。
ご近所の方はそのエリアの良さをよく知った上で物件を探していらっしゃるので、「良い物件(お部屋)だな」と思ってくだされば、その先は話が進みやすい傾向にあると感じています。

確信に変わった「2度目の内見」
初回の内見から間もなく、Yさんから「先方がもう一度お部屋を見たいとおっしゃっています!」と連絡が入りました。
この「2度目の内見」は、他の候補物件と比較した上で、購入申し込みを前提とした最終確認のための訪問でした。

私たちは、3度目のマンション購入の際、モデルルーム訪問2回目で購入を決めて申込書を書いたのですが、その時担当してくださった大手デベロッパーの担当者Uさんがこうおっしゃっていました。

2回目で決めてくださる方は本当に稀です。
普通は何度も何度も足を運んで、やっと…という感じなんですよ。
さくらさんご夫婦は過去にマンション購入のご経験が複数回あるので、ご自身の中に妥協できるポイントの明確な基準があったからこそ、このスピード感ある決断ができたのだと思います。
たしかに、1度目と2度目のマンション購入は何度も何度もモデルルームに足を運んだ記憶…。
今回購入した中古マンションは1度目の内見で即決しましたが、1度内見しただけでマンション購入を決める人は少数だと思います。
ですので、”2度目の内見”は本気度の表れ。
採寸をされたり、実際の生活動線を念入りに確認されたりするご夫婦の真剣なまなざしを見て、「お申し込みいただけるかもしれない」と感じました。
そして、この2度目の内見を終えたあと、買主様は購入申し込み(買付)手続きと住宅ローンの事前審査へと駒を進められたのです。
次回予告:ついに届いた「買付申込書」!値引き交渉の行方は…?
2度目の内見から約2週間後、Yさんから1本の電話が入りました。

さくらさん、正式に買付が入りました!ただ、値引き交渉が入っております…。
次回、【第6話・完結編】値引き交渉の裏側!専業主婦が140%成約を掴むまでへ続きます!

